20260311 令和8年第2回富岡町議会定例会一般質問その1
- tsutomuhirayama

- 3月29日
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更新日:4月3日

(楢葉町波倉地区の石碑の例。こういうのが富岡は全くない)
「町の歴史・文化及び震災の教訓、伝承等を現地に残す取り組みについて」
今回の一般質問は、昨年6月の一般質問の続編です。そもそも毎回質問ていうより提案なんだけど...。議会ていうのは質問形式でなきゃ始まらないのだねぇ...。なかなか役場の腰が重く、打っても響かない...。ので冒頭でこういう話をしました。
「震災の伝承、教訓と歴史、文化の町内現地での伝承、発信について。まず、子供や若い世代、新しく移住してきた方たちにとって、過去の災害は実感しにくいもの。実際の災害地点の表示や慰霊の場所は、将来の避難行動に直結する重要な教育手法であり、そこで亡くなられた方の追悼の場所でもあります。町の中には多くの伝承、追悼、そして復興祈念するべき場所が多くあるにも関わらず、現状何も手をつけられていないということに自分は危機感を覚え、将来のために今できることを模索、提案しているというところ。これらは本来、震災後15年経った今頃は終わってなければいけない案件だと思います。」
実際多くの部分で富岡町は他町村に立ち遅れている。例えば震災の慰霊碑等の類について双葉郡沿岸6町でいえば、
広野 2017年5月、楢葉 2016年3月、大熊 2012年3月(復興祈念植樹)、
双葉 2013年3月、浪江 2017年3月に対して
富岡町 2023年3月
と完全に出遅れている、というか気持ちが感じられない。なので学びの町としての政策を進めましょうよというのがこの続編です。一般質問の要旨は下記の通り。
1、町の歴史・文化及び震災の教訓、伝承等を現地に残す取り組みについて
(1)令和7年6月の定例会において提案した、町の歴史、文化及び震災の教訓,伝承等を現地に残す取り組みについて、進捗を伺いたい。また、全庁的な検討をするため検討委員会を設置してはどうか。
教育長答弁
昨年六月の定例議会においてお答えいたしました通り、町の歴史及び震災の教訓として、地震・津波の被害はもとより、現在進行形で続く原子力災害の状況を、次の世代、それ以降の世代へ伝えていくことは、町当局のみならず、今を生きる世代全員の責務であると捉えております。震災発生から十五年が経過する中、過去の経験を風化させず、若者や震災発生以降に本町に転入された町民の方々に、記録・記憶を伝承していくため、令和八年度の当初予算に新たな事業として、『記憶をたどるQR街歩き事業』に関する必要経費を計上しております。本事業は富岡駅前周辺に設置するQRコード看板を読み込むと、震災前の街並みや、
地震・津波被害の状況を確認できるものであり、従来の案内板に比べ、より分かりやすく
伝えることが出来る取組であると考えております。また、全庁的な取組として、
検討委員会を設置することにつきましては、町の意思決定機関である『復興推進会議』において、庁内関係課を含む全ての所属から、横断的な意見をいただくこととし、さらに『QR街歩き事業』の実施範囲を広げるなど、多くの皆様に本町の歴史や文化、震災からの教訓をお伝え出来るよう、引き続き取り組みを続けてまいります。

(被災パトカー跡地、ほぼ管理できてない)
被災パトカー跡地
まず皆さん、あの場所が津波被害伝承の面、防災の面、警察や住民の心の拠り所的な面、そして遺族にとってどれだけ価値があって、尊くて、大切な場所かわかってない。
○災害危険区域なので看板等は設置できないとのことだが、各地で例外はある。
○そこで無理だ、ダメだで止まってしまうのがお役所体質。粘り強く交渉して例外を作って欲しい。双葉警察や福島県警、交通安全協会だって協力してくれると思いますよ。何があればいいか?署名集める?何がどう難しいのか
○管理の問題というなら、放置の草ぼうぼうなのが現状で、何かしら整備すれば、関係各所が協力して年中綺麗にしておくこともできる。
○立入、管理の問題というなら、あの一画だけ災害危険区域から外してもらって我々で管理してはどうか。
○常時立入が難しいというなら、どれくらいの頻度ならいいのか。
○職員が忙しくてできないなら自分に交渉させてくれないか。それでもだめなら町長に交渉お願いできないか。
生涯学習課長答弁
被災パトカー跡地につきましては、昨年6月の定例会で何か復興公園化とか、周辺の整備についてご提案をいただいたところです。現在被災パトカー跡地につきましては、防災林の中になっており、福島県としましては、常時人が立ち入るような状況や、工作物を建てることはちょっと難しいというような回答をいただいてます。ただし、震災が発生しました3月時点でですね、何か献花をしたりですね、そういった場所に活用することについてはぜひご相談をしていただきたいということです。
町としましては、現在先ほどのQRコードの事業ですが、例えば浜街道であったり、そういったところにQRの表示をしてですね、そこから読み込むと、被災パトカーの写真などが確認できるといったような、そういったことを考えているところであります。
再質問
場所の管轄が相双農林事務所で間違いですね。常時立ち入りが駄目という話なんですけども、現状ほったらかしで誰でも立ち入りできちゃう状態の上、草ぼうぼうで管理も手入れもされていないっていうところが残念です。
他の被災地の災害危険区域にはそういう看板が立っている場所なんかたくさんあるし、東北をめぐれば、いろんなものが災害危険区域の中に立っています。自分諦めが悪いのでどうしてもあの場所にこだわりたいんですね、パトカーが打ち上がって、あれを見て涙した人がたくさんいる。福島県警も、双葉警察署もあの場所はやっぱ特別な場所なんですよ。
そこで何が何をどうすれば、あの場所を整備できるのかっていうのを、いや、どうして整備できないのかっていうところから、突き詰めていってもらって、どうすればできるのかというところを、検討、交渉していただけないかと。もし、役場の方で交渉したくないっていうんであれば、自分が交渉に出て行ってもいいですし、自分が出て行っても駄目と言われるんであれば、是非とも町長に出ていってもらって、福島県相双農林事務所に、ぜひとも交渉していただけないかなと思ってるところですけれども、どうでしょうか。
生涯学習課長答弁
現時点においてはあくまでも県の管理ということで、県の判断のもと、現在回答いただいてるところであります。これまでも思いは聞いておりますので、引き続き町としては何かそういったことができないか、県の方に協議をしていきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
宮川副町長
本日いただいた議員の思いを町として、町長部局としても受けとめて参りたい。平山議員の方から自分が動いてもってお話もいただきましたけれども、そういった議員の活動について、私どもの方で何か止めたり意見するということはもちろんないところではございますので、非常に頼もしいお話をいただいたと思ってございます。町といたしましては議員の思いをしっかり受けとめて、県の意向、また考え、あとは何がハードルになってるのかといったそういった規制の内容をしっかりと確認をして参りたいと思います。

(旧富岡駅跡地、ほぼ管理できてない)
富岡駅跡
○まず皆さん、あの場所が伝承、追悼の面でも防災の面でも、どれだけ価値があって、尊くて、大切な場所かわかってない。なぜ荒れ果てたまま平気なのか。
○JRとの交渉の進捗、なぜこんなに遅いのか。なぜ進展しないのか。何がネックなのか。
○職員が忙しくてできないなら自分にやらせてくれないか。それでもダメなら町長に交渉お願いできないか。
生涯学習課長
旧富岡駅の跡地の活用につきましては、QRまち歩き事業の設置箇所の1つとして現在検討しております。その事業実施に向けてですね、1月にJR水戸支社の方に出向いて、この内容についてご説明をしたところであります。JR側としても、町の方の考えに賛同いただきまして、事業を実施するにあたっては協力をしたいということで回答いただいてますので、今後どういったものができるかはですね、今後さらに検討して、議員の方にお知らせしたいと思います。
再質問
元の駅があった駐車場のライン、あれはやっぱり残しておいて欲しいっていうところを付け加えておきます。
津波高表示版、津波到達版
津波高表示板、或いは津波到達板、津波到達碑の類についても提案しましたがこれ、どこら辺まで何がどう話進んでいるのか。
生涯学習課長
こちらにつきましても、昨年度、駅周辺の電柱には、標高高と、避難先の誘導だけがあって、津波の高さがわからない。津波がどこまで来たかわからないということでご指摘いただいた。その後の検討で、こちらも同じ回答で申し訳ないんですが、QRコード事業の中で、そちらも動画であったり画像ですね、そちらを使って、例えば、津波到達地点の画像を見られるとか、そういったところを検討しております。こちらについても令和8年度事業において実施をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問
QRコードをやるのであればどんどん進めていっていただければと思いますけど、パッともう、例えば駅を降りたときに、津波ここまで来たんだって。QRだけじゃなくて、そういうわかりやすいのも必要だと思いますのでそういう面でも検討いただければと思います。
3つ以外に、町のこしとして歴史文化を伝える既存案内板のリニューアル、新設を提案したが、その進捗は。例/双葉郡役所跡地、常磐炭鉱跡地など
生涯学習課長
現在町指定の文化財につきましては長大に10ヶ所ということで、その1つが麓山神社のところが県指定ということになっています。麓山神社の道路沿いにあるものについては、見づらくなっている状況ですが、境内の方にですね全く同じものが1つついてるということになります。
まずは指定の10ヶ所について、かなり木製で壊れている場所もありますので、そちらについては、先ほどの事業とは別にですね、修繕工事の方で実施していきたいと考えております。かなり壊れているものについては清水地区と、新田地区にある一里塚の看板については木製ですので、そちらが大変見づらいということになっておりますので、優先順位をつけて、修繕のほうで対応していきたいと考えております。以上です。
再質問
なるべく早くリニューアルしていただければと思います。プラス合わせて例えば、前回も言いましたけど双葉郡役所であるとか、或いは常盤炭鉱跡とか跡地とか、そういう新設についても提案しましたけれども何か検討したことありますでしょうか。
生涯学習課長
旧郡役所であったり、いろいろと町の歴史的なところに看板をつけてはというような提案をいただいた。そちらも昨年度から検討の中で、このQRコードの設置というのがまず庁内の中で検討されてきましたので、こちらで町内に広げていってはどうかというような意見になりました。
看板を立ててしまうとそれで変更するのもなかなかお金がかかるものですので、QRコードですと、データベースの中で変更がかなり自由にできるというところもありますので、QRコードが簡易な看板ということで、今あわせて検討しております。こちらについても令和8年度スタートしてから全町の取り組みについてちょっと考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問
まだどういう形になるか想像できないですけど、なるべくそういう場所を増やしていって、町全体を学びの場所にしたい、学びの町として。自分そういうふうに考えてますので、いろんな方の意見聞きながら、どういうところにあったらいいのかとか、是非とも進めていって欲しいと思います。


