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20240616 冊子「ふたばいんふぉ2023-24改訂版」

  • 執筆者の写真: tsutomuhirayama
    tsutomuhirayama
  • 2024年6月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年7月13日


 今年1月に1万部発行した冊子「ふたばいんふぉ」がもう在庫なくなるということで、内容を一部変更して改訂版として増刷しました。「ふたばいんふぉ」は今年3月いっぱいで閉館した双葉郡の情報発信スペース「ふたばいんふぉ」の冊子版として毎年発行してきた情報誌です。

 そもそもなんで自分がこんなことやってきたかというと、富岡インサイドや双葉郡未来会議、ふたばいんふぉは、震災後、情報が錯綜する中で何が正しくて何が正しくないかとか、事実が捻じ曲げられたり、誇大表現されたりすることで分断がおきるのが悲しくて、「地元のことは地元から発信」することこそ正しく、尊重されるべきという考えが元にありました。その内容は一般にも広く認めていただいてるようで、この地域を訪れる人向けのガイド本として、公務員や企業、学校での勉強会や研修などで使っていただいてます。


 正直言って膨大な情報をまとめて編集する作業はめちゃ大変です。地図なんかは自ら作ってるので、細かい区域分けになればなるほど、長時間カラダがMacと一体化し、意識が宇宙の中をトリップしいきます。一体化といえば、この編集をすることで、地域と自分が一体化していくような、そんな充実感はありました。


 時々立ち止まって、なんでこんなこと続けてんのかなと振り返れば、それは何度も言ってきたように震災直後の圧倒的な無力感に抗うというのと、奪われた自由を取り戻すこと、あとは単純に何に対してかしらんけど冗談じゃねえフザけんなよ!という意地。

そして民間で無報酬でここまでやってこれたのは、応援してくれた皆さんのおかげかと。編集をしながら自分は自分なりに燃えるような充実感を何度も味わってきた。ブスブスとそこいらにある見てくれの不完全燃焼とはワケが違う。ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどに真っ赤に燃え上がったんだ!燃えカスなんて残りゃしねえ。(ジョーパクリ)


 とにかく改訂版は出ました。多分、ファイナルイシューの言葉通り最後になります。もしかして誰かが編集まで含めて莫大な予算をくれたら、ファイナル詐欺として復活するかもしれません。これまで情報まとめたり、写真くれたり、文章かいてもらったり協力してもらった全ての人に、最大限の感謝を。みんながいなければここまでできなかった。

 この冊子が少しでもこの地域のことを知ってもらうために役に立つことを願っています。

平山 勉
​福島県双葉郡富岡町

富岡はこのままでいいのだろうか?
​常々、そう思ってました。

© 2024 tsutomuhirayama.com

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